糖尿病予備軍の人が食べてはいけない食べ物は何?

糖尿病予備軍 食べてはいけない食べ物

糖尿病や糖尿病予備軍といわれると、さまざまな食事制限がかかるという印象があります。
糖尿病予備軍となってしまったら食べてはいけない食べ物はあるのでしょうか?

じつは食べてはいけないものは・・・・ありません

糖尿病予備軍 食べてはいけない食べ物

糖尿病だから、糖尿病予備軍だから食べてはいけないものというのは、実はありません。
何を食べても良いのですが、守るべき2つのポイントというものがあります。

  • バランスよく食べること
  • 食べすぎないこと

この二つです。
イメージとして甘いものやご飯などの炭水化物を食べないもしくは大幅に量を減らす必要があるかもしれませんが、食べすぎず、ちゃんとバランスよく食べれば問題はありません。

糖尿病予備軍となってしまった人の場合、多くのケースでバランスのかけた食事をしていたり、過食といって自分にとって必要以上に食べてしまっていることが多くなります。
好きなものだけを好きな量を食べるということをすれば、当然身体にとっては大きな負担となり、その負担が糖尿病や糖尿病予備軍として表れてきていると考えるととても分かりやすくなります。

ご飯は食べてもいいの?

糖尿病予備軍 食べてはいけない食べ物

最近では糖尿病や糖尿病予備軍の人におすすめの食事法として、炭水化物を抜き代わりに肉や魚などたんぱく質などはいくら食べてもいいという食事法があります。
炭水化物は食べると胃や腸で分解・消化され、身体に吸収される時には糖質となり、最終的にブドウ糖になるため、血糖値を挙げてしまう原因といわれています。
そのため、ご飯などの炭水化物を食べなければ、血糖値が下がるため、糖質制限食は糖尿病や糖尿病予備軍の人におすすめの食事法といわれています。

ですが、ご飯には炭水化物以外にも様々な栄養素が含まれています。
同じように麺類やパンなども、糖質だけが含まれているわけではありません。

また糖質の摂取を極端に避けてしまう事は、食事のバランスが崩れてしまう危険性をはらんでいます。

糖質制限を行うと、頭がぼーっとするといった症状が現れることがありますが、これは脳がエネルギー不足に陥るためです。
不足してしまうエネルギーを魚や肉といったたんぱく質や脂質から得られるエネルギーでお互なうことになりますが、魚や肉には必然的に脂質が含まれるため、脂質過多になってしまい、中性脂肪や悪玉コレステロールなどが増えてしまい、血糖値が改善したとしても別の病気になってしまうということが起こりえます。

短期的であれば炭水化物を抜くといった糖質制限の食事は摂取カロリーを抑えることが出来るので良いことになりますが、長期的に糖質制限を行うことはおすすめできません。
糖尿病の患者さんの場合でも、糖質制限を行う場合でも、必ず医師の指導の下に行うことが必要になっているのは、このような理由からなんです。

過度な炭水化物の制限は行うべきではありません。

注意すべきは清涼飲料水

糖尿病予備軍 食べてはいけない食べ物

糖尿病や糖尿病予備軍の方が気を付けたいのは清涼飲料水です。
血糖が高い状態が続くとどうしてものどが渇きやすく、水分補給を行う必要が出てきます。
ですが、その時に清涼飲料水で水分補給をしてしまうと、一気に血糖値が上がってしまう危険性があります。
清涼飲料水には多くの糖分が含まれていることが多いためです。

低血糖になってしまった場合には、清涼飲料水をとりあえず飲むことで血糖値を上げることが出来ると言われていますが、それほど糖類を多く含んでいるということになります。

炭酸飲料などの場合、500ml入りのペットボトルには、1個4gの角砂糖に換算すると、10個~16個程度分の糖分が含まれています。
190ml入りの小さな缶コーヒーの場合でも、1個~3個
500ml入りのスポーツドリンクの場合には、5個~8個
また濃縮還元の果汁100%nジュースの場合でも、12個~15個程度の糖分が含まれています。

これをがぶがぶ水分補給のために飲むのはかなり危険性が高くなります。

水分補給をするときには、清涼飲料水ではなく、水やお茶など糖分が含まれないものを選ぶことが大切になってきます。
糖分が含まれているかどうかは「糖類ゼロ」といった表示だけを見るのではなく、成分表示の炭水化物の欄をチェックしてみてください。

まとめ

糖尿病予備軍の人にとって食べてはいけない食べ物というものは基本的には存在しません。
あくまでも、バランスよく、そして食べ過ぎないことを心がければ、決して食べてはいけないわけではありません。

ただ、清涼飲料水のように気が付かないうちに糖類を取りすぎてしまう危険性をはらんでいるものがあります。
できればこのようなものは摂取しないように心がけることがおすすめです。
もし摂取するのなら、他の部分で糖類を減らすようにしていきましょう。

糖尿病予備軍の方は一日の中で糖質の摂りすぎに気を付け、バランスの良い食事を適度な量で食べることが必要です。

糖尿病予備軍の人はどんな食事をとるべき?今から始めれる食事改善

糖尿病予備軍 食事糖尿病予備軍の人がこの先に糖尿病へと進んでいかないためには、普段の食生活を見直すことがとても大切になってきます。
では、どのように食事を見直していけばいいのでしょうか?

バランスの良い食事が基本

糖尿病予備軍 食事

糖尿病予備軍の方の中には、食事の改善というとまずは摂取カロリーを抑えて消費カロリーを上回らないように気を付ければよいと考える方は多くなります。
もちろん、血糖値を下げていくためにはこの摂取カロリーを抑えて消費カロリーよりも多くしないということは基本となりますが、それよりも気を付けるべきことがあります。
それがバランスの良い食事です。

バランスの良い食事というのは、基本としては一汁三菜という日本型の食生活を守ることで実は理想的な栄養バランスの食事をとることが出来ます。

主食になるごはんは炭水化物です。
主菜となるのは肉や魚などのたんぱく質です。
そして副菜は煮物や漬物、お浸しなど野菜が二品程度で、汁物がこれにつきます。
日本型の食生活といっても、和食にこだわる必要はありません。
基本として、

  • 炭水化物
  • たんぱく質
  • 野菜を二品
  • 汁もの

という一汁三菜を守ることで、実はバランスの良い食事をとることが出来ます。

問題になってくるのは、食事の量です。
例えば、いくら一汁三菜でも、

お茶わんに山盛りのごはん
脂をたっぷりと使ったこってりとした肉料理
野菜は気持ち程度に二品
そして汁物の代わりに清涼飲料水

といった食生活では、当然摂取カロリーが非常に多く、栄養バランスも悪い食事になります。

逆三角錐のバランスガイドを参考にしてみよう

糖尿病予備軍 食事

バランスの良い食事を食べるためには、厚生労働省や農林水産省がすすめている食事バランスガイドを参考にすることをお勧めします。
この食事バランスガイドでは一日を通した食事のバランスを知ることが出来ます。

主食となる炭水化物は5~7
野菜やきのこ、海藻などの副菜は5~6
肉や魚など主菜となるたんぱく質は3~5
乳製品は2
果物は2

という割合で食べるようにするとバランスが良い食事をとることが出来ます。
ただ、糖尿病予備軍の人は、食べることで糖質となる炭水化物の量を一般の人よりも少し減らすようにすると、今余ってしまっている血液中のブドウ糖を早く減らしてあげることが出来ます。

お茶わんなど器を一回り小さくすることはオススメ

糖尿病予備軍 食事

大きなお茶わんに少しだけのご飯を盛って食べると、何となく味気なく感じてしまいます。
これはお茶わんの大きさに対してご飯の量がとても少なく、見た目でとても貧相に感じてしまうためですが、お茶わんの大きさを小さくすると、同じ量のご飯を盛った場合でも、見た目でたくさんの量のごはんが入っているという錯覚を感じます。

糖尿病予備軍の方はもともと食べていた量をそのままの状態で食べてしまうとやはり将来的に糖尿病に進んでしまう危険性がありますので、まずは炭水化物の量を少し減らすことが必要になりますが、我慢をしながら食事をするというのはとてもつらいことになります。

そこで、見た目に貧相な感じにならないようにまずはお茶わんを一回り小さなものにしてみることをオススメします。
小さめのお茶わんにご飯を盛ることで、想像しているよりたくさん食べた気持ちになれます。
また、今まで白米を食べていたという人は、ご飯を雑穀米にしてみたり、もち麦などを混ぜて炊いてみることをオススメします。
実は白米に比べると同じ分量の雑穀米やもち麦などを混ぜたごはんにすることで、炭水化物の摂取量を減らすことが出来ます。

ご飯を減らし野菜を増やすのもオススメ

糖尿病予備軍 食事

主食となる炭水化物を減らしてしまうと、何となく満足感を得られず食事をしても満足できないというケースも多くあります。
このような食事を毎日続けることは大きなストレスになりますし、ストレスを感じる食事は続けていくことはできません。

そのため、ご飯を減らした分、野菜を増やすということはオススメになります。
とくに噛みごたえがある野菜を増やすことで、噛む回数が増えることで、満腹感を得られるようになります。

  • ちぎったキャベツ
  • スティック状にした大根や人参

などは噛みごたえもあるためおすすめです。
野菜を増やすことは食物繊維の摂取量も増えますので、糖尿病予備軍の方には非常に良い食事になります。

なぜ食物繊維の摂取量が増えるといいの?

糖尿病予備軍 食事

野菜に多く含まれている食物繊維は、胃や腸といった消化器官を通っても、消化されないという特徴を持っています。
食物繊維は消化されないだけではなく、水分を含むと胃のなかで膨らみ、少ない量でも満腹感を得られますし、胃や腸で余分なものを吸着し、食物繊維と共に排出させるということもできます。
また、便の嵩を増やしお通じを改善すると言った効果もあります。

お通じが改善することで腸の活動が活発になり、必要な栄養素をしっかりと取入れ、不要な老廃物をしっかりと排出するという機能が正常に働くようになります。
じつはこの必要な栄養素をしっかりと取り入れることが出来るようになると、細胞の働きが活発になり、代謝が上がっていきます。
代謝が上がっていくと血液中のブドウ糖がエネルギーとして消費されますので、血糖値を下げていくことも可能になります。

糖質は小腸で吸収されますが、食物繊維を沢山摂取すると、胃から腸へと食べたものが移動する速度がゆっくりとなり、食後に急激に血糖値が上がることを抑制するという効果もあります。
食後に急激に血糖値が上がるとインスリンの分泌量が急激に増え、すい臓に負担をかけてしまいますが、血糖値の上昇がゆっくりであれば、すい臓にかかる負担は軽減されます。これにより、糖質をエネルギーに変換するときに必要なインスリンの分泌が正常化し、糖質が効率的にエネルギーに変換されるようになります。

食物繊維が豊富な食事をとることは、糖尿病予備軍の方にとっては非常にオススメできる食事改善の一つになります。
白米を雑穀米にしたり、もち麦をまぜたごはんにしたりすることも、食物繊維が豊富な食事に変えることが出来るため、炭水化物の摂取量を減らすだけではなく、食物繊維の摂取量を上げることが出来るため、おすすめできる食事改善法になっています。

たんぱく質の量はできればキープすることがおすすめ

糖尿病予備軍 食事

摂取カロリーを抑えるというと、つい主菜となる魚や肉を食べる量を減らすことを考える人は多くいますが、主菜となる魚や肉、つまりたんぱく質を食べる量を減らしてしまう事はおすすめできません。

たんぱく質は筋肉を創るためには必要な栄養素で、摂取量を減らしてしまうと筋肉を創るための材料を減らしてしまうということになります。
筋肉をつくる材料が減ればとうぜん筋肉量が低下し、代謝が下がってしまいます。
代謝が下がれば消費するエネルギー量が減り、糖質が消費されないということが起こってしまいますので、糖尿病予備軍の方の場合には、血糖値を上げてしまう危険性が出てきます。

そのため、食事改善を行う時にはたんぱく質の摂取量は一定基準を守ることが大切です。

もちろん、過剰に摂取することは摂取エネルギーを増やしてしまいますので避けましょう。

糖尿病予備軍の人がとるべき食事の3つのポイント

糖尿病予備軍の人が食事をとる時には3つのポイントを抑えましょう

・栄養バランスが取れた食事を心がけること
・その中で炭水化物の摂取量を少し減らし、食物繊維の摂取量を増やすこと
・たんぱく質の摂取量は一定基準を守ること

この食事のポイントを押さえ、今までより少し運動量を増やすように心がけることで、血糖値を改善させ、糖尿病予備軍から正常値へと改善させていくことが可能になってきます。

hba1cとは?わかりやすく解説!糖尿病予備軍の人は何に注意したらいいの?

hba1cとは一昔前の健康診断では見かけることがなかったHbA1cという検査項目ですが、このHbA1cというのはいったいどのようなことがわかるものなのでしょうか?
わかりやすく解説して行きたいと思います。

HbA1cとは何なのか?

hba1cとは

HbA1cはへモグロビン・エーワンシーといい、その正体は赤血球の中にあるへモグロビンと、血液中にある糖が結合した物質です。

ヘモグロビンはもともと酸素と結合する性質を持つたんぱく質で、肺で酸素を取り入れた後血液によって全身に運ばれて細胞に酸素を送り、二酸化炭素を受け取って肺に戻り、二酸化炭素を放出したまた新たな酸素と結びついて全身に酸素を送ることと二酸化炭素を回収して排出するという働きをしています。

このヘモグロビンですが、酸素以外にも血液中のブドウ糖とも結合するという性質もあります。
赤血球の中にあるヘモグロビンは、赤血球が寿命を迎える約4か月の間、血液に乗って体の隅々を回っていき、酸素を届け二酸化炭素を回収し、さらにブドウ糖と結合していきます。
血液中にブドウ糖が多ければ、それだけヘモグロビンはブドウ糖と結合したHbA1cとなっていきます。

糖尿病の人は血液中のブドウ糖の量が非常に多い状態になっていますので、よりHbA1cの値が高くなっていきます。
つまり、HbA1cの値が高ければ高いほど、血液中にブドウ糖が多く含まれているということになり、糖尿病になっている可能性が高くなるということがわかります。

赤血球の寿命は約4か月ですが、すべての赤血球が同時に寿命を迎えるわけではなく、約2ヶ月程度で血液中の約半数の赤血球が入れ替わります。そのため、HbA1cの値をチェックすることで、過去1ヶ月~2ヶ月の血糖の状態を知ることが出来ます。

同じように血糖の状態を調べる検査に血糖値がありますが、この血糖値は血液を採取した時点で血液中にどのくらいのブドウ糖があるかということを調べるため、血糖状態を正確に知ることが出来ないと言われています。

血糖値が低くHbA1cの値が高い場合、たまたま検査を行った時には血糖値は低かったものの、ここ1ヶ月~2ヶ月程度は血糖の状態はあまりよくなかったということになります。
逆にHbA1cの値が低く、血糖値が高かった場合にはたまたま検査を行った時には血糖値は高かったものの、通常は血糖の状態は良かったということになります。

HbA1cは通常の状態の血糖値の状態を表し、血糖値は検査を行った時の血糖値の状態を表していることになります。

当然ですが、HbA1cが低く、さらに血糖値が低い状態がベストです。

糖尿病予備軍と言われている人の多くは、通常の状態で血糖値が高くなっていることが多く、HbA1cの値が高いことがおおく、たまたま検査の時点では血糖値が低いことも多くあります。

糖尿病予備軍といわれるのは、HbA1cの値が6.0~6.4%の人になります。
そのままの状態を続けるとHbA1cの値は上昇し、本格的な糖尿病へと進行していってしまいます。
本格的な糖尿病に進行しないためにはどうしたらいいのでしょうか?

注意すべきは食生活と運動習慣

hba1cとは

糖尿病予備軍の人が注意したいのは、やはり普段の食生活と運動習慣を見直すという点です。
HbA1cの値を下げるためには、血液検査を行う前の数日に節制をしても意味がありません。長期間にわたり血糖値を上げないための努力をすることが必要です。

どうしてもHbA1cの値が高いという人は、普段の食生活で糖質が多い食事をとる傾向があり、運動習慣があまりないということが多くなります。

血液中にあるブドウ糖を減らすためには、細胞がブドウ糖をエネルギーとして使うことが必要です。
つまり、運動をすることによって細胞を活性化させてブドウ糖をエネルギーに変えることが必要です。
また、血液中に余分なブドウ糖が増えないように、ブドウ糖の元となる糖質の摂取を控えるということが必要になります。

糖尿病予備軍は運動で治る?適した運動を紹介

糖尿病予備軍 運動

糖尿病予備軍の方の多くは、普段の生活で運動不足に陥っている方が多くいます。
運動不足になれば当然消費カロリーが低くなり、身体の中でエネルギーが余った状態になってしまいます。
そのため内臓脂肪がついてしまいインスリン感受性が低下してしまったり、糖質がエネルギーとして使用されず血液中にあふれてしまうということが起こります。
そこで、糖尿病予備軍いわれると、多くのケースで運動をしましょうといわれますが、いったいどのような運動をすればいいのでしょうか?

歩くことが実は一番いい

糖尿病予備軍 運動

糖尿病予備軍になってしまう人の多くは普段から運動習慣がない方が多くいます。
そのような人が急激に運動を行うと、身体を壊してしまう危険性があります。
そこで、まずは歩くという運動を行うことがお勧めになってきます。

ただ、歩けばいい訳ではなく、正しい歩き方をすることが大切です。

背筋を伸ばし、少し広い歩幅でさっそうと歩きましょう。
その時に隣の人とおしゃべりが出来るくらいの速さで歩くことがお勧めです。
できれば手を大きく振って歩くようにすると、運動強度が上がります。

隣の人とおしゃべりが出来るくらいの速さで歩くと、効率的な有酸素運動となってきます。あまり早く歩きすぎればはぁはぁと息が上がり、しっかりと酸素を身体に取り入れることが出来ないケースが多くなります。

また、あまりにストイックに歩くことだけを頑張ろうと思うと、長続きさせることが出来なくなってしまいます。
運動はある一定期間だけ行えばいいのではなく、長く続けられることがとても大切です。そのため、糖尿病予備軍の人にとっては歩くという運動が一番いい方法でもあるんです。

なぜ歩くことがいいのか?

糖尿病予備軍 運動

先ほども少し説明しましたが、歩くという運動は有酸素運動になります。
有酸素運動は脂肪をエネルギーとして使う運動いなるため、内臓脂肪などがたまりインスリン感受性が低下している糖尿病予備軍の人にとっては最適な運動となります。

有酸素運動を行う時、まずは血液中に含まれているエネルギーを消費し、さらに身体に蓄えられている脂肪などをエネルギーに変えて消費していきます。
つまり、まずは血液中のブドウ糖をエネルギーに変えることが出来るので、血糖値を下げる効果があります。
さらに有酸素運動を続けると、身体に蓄積した脂肪がエネルギーに変換されて消費され始めますので、インスリン感受性を低下させている内臓脂肪を減らしていくこともできます。

インスリン感受性が改善されて来れば、血液中のブドウ糖をエネルギーに変える力が高まってきますので、血糖値の改善につながっていきます。

歩きながらおしゃべりをして、軽く額に汗が浮いてくる程度の運動が、長続きできる運動でもあり、効果的な運動ということにもなります。

ステップアップで筋トレも+

糖尿病予備軍 運動

ある程度歩くという運動になれたら、筋トレをプラスしていくことはおススメになります。
筋トレはいわゆる無酸素運動の一つで、筋肉の中にあるエネルギーを使い、筋肉を鍛える運動になります。
特徴として血液中のエネルギーを消費せず筋肉を成長させていく運動が無酸素運動です。
そのため血糖値を直接下げるような効果を期待することは難しくなりますが、間接的に血糖値を下げていくことが出来ます。

それは筋肉が成長するために血液中のブドウ糖をエネルギーとして消費することが出来るためでです。

筋トレによって筋肉が成長すれば、それだけ筋肉が代謝のために必要になるエネルギーの量は増えます。

歩くという運動によってある程度運動をすることが身体に負担にならないようになってきたころに筋トレを+することによって、無理なく筋肉を鍛えていくことが出来るようになってきます。

この時まず鍛えていきたい筋肉は主に下半身の太ももやふくらはぎ周り、お尻、そして腹筋です。
これらの筋肉は非常に大きな筋肉で、鍛えることで代謝を大幅に上げていくことが期待できます。
とくに太ももやふくらはぎ周りの筋肉を鍛えることで、歩いたり走ったりするときに使う筋肉を鍛えることが出来ることになりますので、よりたくさん歩いたり走ったりすることが出来るようになり、有酸素運動の強度を上げていくこともできます。

運動だけで糖尿病予備軍から脱出できるか?

糖尿病予備軍 運動

糖尿病予備軍の方は、有酸素運動がお勧めで、慣れてきたら下半身を中心とした筋トレも効果的というお話をしてきましたが、運動さえしていれば糖尿病予備軍から脱出することはできるのでしょうか?

じつは運動だけでは効果的とは言えません。

やはり食生活の見直しは大切になってきます。
ポイントはバランスのとれた食事と適切な量を食べるという点です。

有酸素運動を行う場合でも、筋トレを行う場合でも、共通して言えるのは、必要な栄養素がちゃんと摂取されていなければ運動効果を得ることが出来ないという点です。

有酸素運動を行う場合、アミノ酸やビタミンB1やビタミンB2といった栄養素が必要で、筋トレを行う場合にはBCAAやクエン酸、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEといった栄養素が必要になります。

栄養バランスが著しく欠けてしまうような食生活を送っては、運動の効果をしっかりと得られません。
また、いくら必要な栄養素でも、それだけを沢山取り入れればいいというわけではありません。
栄養バランスが取れた食事を適切な量を食べることで、運動の効果が上がります。

まとめ

糖尿病予備軍の方にまずおすすめしたい適した運動は「歩くこと」です。
息が上がらない程度の強度で血液中のブドウ糖を消費し、さらに脂肪を燃焼させてインスリン感受性を上げるためには、一日30分程度歩くことは大切です。

歩くことに慣れてきたら、筋トレをプラスして代謝を上げていくことで、代謝によって消費されるエネルギーを増やしていきましょう。

運動効果を高めるためには、バランスのとれた食事と適切な量の食事の量を食べることが大切になります。

これらのポイントをしっかりと考えて運動を行うことが糖尿病予備軍からの脱出に適した運動ということになります。

糖尿病予備軍の数値はいったいいくつから?どんな症状が出るの?改善方法は?

糖尿病予備軍 数値

はじめまして、わたしはimamuraといいます。
年齢は45歳で会社員をしています。
ありがたいことに毎年私が勤務している会社では健康診断を行ってくれています。
先日、今年の健康診断の結果が届きましたが、それを見てちょっと驚きました。
それは、健康診断の結果に「糖尿病予備軍」という文字が書かれていたためです。

糖尿病予備軍って??

糖尿病予備軍 数値

糖尿病予備軍というのは、境界型糖尿病の別名で、糖尿病に進む恐れがある段階となっています。

糖尿病の診断を行う場合には次のような検査の値をチェックしていくことになります。

  1. HbA1c
  2. 空腹時血糖値
  3. 尿糖

といった3つの検査の値です。

ではこの3つの検査の値の見方をチェックしていきたいと思います。

HbA1c

糖尿病予備軍 数値

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)は過去1~2ヶ月の血糖値の平均的な状況を見ることが出来る数値になっています。
このHbA1cは赤血球にあるヘモグロビンと血液中にあるブドウ糖が結合したもので、血液の中にブドウ糖が多くあればそれだけヘモグロビンと結合する量が増え、HbA1cの量は増えるということになります。
HbA1cは一度できると赤血球自体が寿命を迎えて排泄されてしまうまでなくなることはありません。
赤血球の寿命はおおよそ4か月ですが、だいたい2ヶ月ほどで半数が入れ替わるために、HbA1cの値をチェックすることで過去1~2ヶ月間の血糖値の平均的な状況を見ることが出来ます。

糖尿病診断に用いるHbA1cの値は国際標準値(NGSP値)と日本独自の値(JDS値)があります。
日本以外の諸外国ではNGSP値が使われていることが多く、日本でも徐々にNGSP値を採用する医療機関が増えてきました。
JDS値に比べるとNGSP値は0.4ポイント程度高い値になることが多くなっているという違いがあります。

正常値と言われているのはNGSP値の場合には4.6~6.2%、JDS値の場合には4.3~5.8%の人ですが、糖尿病の疑いが否定できないという糖尿病予備軍とされるのは、NGSP値の場合には6.0~6.4%、JDS値の場合には5.6~6.0%の範囲に入る場合です。
もしNGSP値が6.5%以上、JDS値が6.1%以上の場合には、糖尿病と診断されます。
またNGSP値が5.6~5.9%、JDS値が5.2~5.5%の場合には将来の糖尿病発症のリスクが高くなります。

このほかに、特定健康診査(メタボ検診)では、別の判定値が設定されています。
NGSP値が5.5以上の人は保健指導が必要とされ、6.5%以上の人は糖尿病を疑い受診を勧められることになります。

空腹時血糖値

糖尿病予備軍 数値

空腹時血糖値はその名前の通りに空腹時に血液中にある糖の量を測ったものです。
検査の前日の夕食後から絶食とし、翌日の朝の空腹時に血液を採取して検査を行います。

空腹時血糖値の正常値は60~109mg/dLです。
特定健康診査では、110mg/dL未満が基準値になり、これ以上の場合には糖尿病が疑われます。

110~125mg/dLでは糖尿病予備軍となり、さらに126mg/dL以上の場合には糖尿病と診断されます。

尿糖

尿糖は尿の中に糖が排出されているかどうかを判断する値になります。
正常な状態では尿の中には糖は排出されませんが、血糖値が高くなりすぎると尿に糖が排出されてしまうため糖尿病の目安となります。

正常の場合には尿糖検査では陰性(-)となりますが、疑陽性(+-)の場合も他の数値が正常であれば問題がないケースは多くなっています。
ですが。陽性(+)の場合は、さらに血糖の検査を行ったり、ブドウ糖負荷試験を行って糖尿病かどうかの判断を行うことになります。

私の場合には、空腹時血糖値や尿糖についてはとくに問題はありませんでしたが、HbA1cの値が6.0%と基準値を超えていたため、糖尿病予備軍となってしまったようでした。

基準値を超えるとどうなってしまうの?

糖尿病予備軍 数値糖尿病診断の基準となる数値が高くなってしまうとどうなってしまうのでしょうか?

HbA1cのNGSP値が万が一8%以上になってしまうと、糖尿病の合併症が起こるリスクが高くなっていきます。

まずHbA1cのNGSP値が8%以上になり5年くらいたってくると、両足にしびれを感じはじめ、感覚がマヒしていきます。場合によってはひどく痛みを感じることがあります。
その状態がさらに続き7~10年程度続くいてくると明らかに視力が低下し、最悪の場合には失明の危険性が出てきます。

さらに10年~13年ほど経つと、腎不全に陥ることがあります。

これは血液はからだじゅうを巡り、身体の中の老廃物を集めて腎臓に送られます。腎臓を通ることで不純物がろ過されてその不純物は尿として排出されていきますが、不純物が多ければ多いほど腎臓は疲弊していきます。
血糖値が高い状態が続けば、それだけ体に不要な糖分が多いということになります。
腎臓は通常であれば糖分を再び血液中に戻し、老廃物として排出させませんが、血液中の糖分が多い場合には、老廃物として排出させる必要が出てくるために、さらに腎臓の疲弊が進み、次第時腎臓の機能そのものが低下して腎不全に陥ることになります。

腎不全になれば人工透析を受けなければ生命を維持することが出来なくなります。

HbA1cのNGSP値が7.0~7.9%の人の場合、数年でHbA1cのNGSP値が8%になる確率が高くなります。特に7.4%を超えている人の場合には、その危険度は高くなってきます。
8%以上の人に比べると合併症のリスクは低くなりますが、それでもリスクがないというわけではありません。

HbA1cのNGSP値が6.0~6.9%の人の場合、そのまま放置すればやはりHbA1cのNGSP値が7.0~7.9%に数年のうちになることが多くなります。
これは年齢によってどうしても食後血糖値を下げるインスリンを出す力が低下していくためです。

糖尿病予備軍とされるHbA1cのNGSP値が6.0~6.4%の人のうち、生活習慣などを改めずそのままの状態でいた場合には、20~60%の人が糖尿病に進んでいくことが多くなります。
変わりのない生活をキープすることは、どうしても年齢と共に代謝が落ち、インスリンを出す力も低下していくということを考えれば、糖尿病になってしまうリスクが高くなることがわかります。
では、どうしたら糖尿病予備軍のうちに改善していくことが出来るのでしょうか?

糖尿病予備軍から改善していくためにできることとは?

糖尿病予備軍 数値

糖尿病予備軍から改善していくためには、やはり生活習慣を見直すことは大切です。
特に食生活と運動習慣について見直してみることが必要です。

血液中に糖が余分にある状態が続くと、赤血球のヘモグロビンと糖が結合する量が増えるためにHbA1cが増えていきます。
では、血液中に糖が少ない状態にしていけば、HbA1cの値は徐々に低下していきます。
具体的に血液中に糖を少ない状態にするためには、二つの方法があります。
食事から取り入れる糖質を減らすこと
糖をエネルギーに変え消費すること
です。

つまり、

  • 食生活を見直して糖質を摂取する量を減らすこと
  • 運動量を増やして代謝を挙げて糖がエネルギーに変換して消費すること

という二つを実行することでHbA1cの値は徐々に減りますし、血糖値も自然と下がっていきます。

とてもシンプルな方法ですが、実はこれが一番効果的な方法です。
ですが、今までの生活を見直すということはなかなか難しいと感じることも多くなります。
ですが、糖尿病予備軍というのはまだ糖尿病とは診断がくだらないものの、限りなく糖尿病に近い状態です。
速めに改善に向けて動き出さなければ、確実に糖尿病になっていくと考えておくことが必要になります。