糖尿病予備軍の数値はいったいいくつから?どんな症状が出るの?改善方法は?

糖尿病予備軍 数値
糖尿病予備軍 数値

はじめまして、わたしはimamuraといいます。
年齢は45歳で会社員をしています。
ありがたいことに毎年私が勤務している会社では健康診断を行ってくれています。
先日、今年の健康診断の結果が届きましたが、それを見てちょっと驚きました。
それは、健康診断の結果に「糖尿病予備軍」という文字が書かれていたためです。

糖尿病予備軍って??

糖尿病予備軍 数値

糖尿病予備軍というのは、境界型糖尿病の別名で、糖尿病に進む恐れがある段階となっています。

糖尿病の診断を行う場合には次のような検査の値をチェックしていくことになります。

  1. HbA1c
  2. 空腹時血糖値
  3. 尿糖

といった3つの検査の値です。

ではこの3つの検査の値の見方をチェックしていきたいと思います。

HbA1c

糖尿病予備軍 数値

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)は過去1~2ヶ月の血糖値の平均的な状況を見ることが出来る数値になっています。
このHbA1cは赤血球にあるヘモグロビンと血液中にあるブドウ糖が結合したもので、血液の中にブドウ糖が多くあればそれだけヘモグロビンと結合する量が増え、HbA1cの量は増えるということになります。
HbA1cは一度できると赤血球自体が寿命を迎えて排泄されてしまうまでなくなることはありません。
赤血球の寿命はおおよそ4か月ですが、だいたい2ヶ月ほどで半数が入れ替わるために、HbA1cの値をチェックすることで過去1~2ヶ月間の血糖値の平均的な状況を見ることが出来ます。

糖尿病診断に用いるHbA1cの値は国際標準値(NGSP値)と日本独自の値(JDS値)があります。
日本以外の諸外国ではNGSP値が使われていることが多く、日本でも徐々にNGSP値を採用する医療機関が増えてきました。
JDS値に比べるとNGSP値は0.4ポイント程度高い値になることが多くなっているという違いがあります。

正常値と言われているのはNGSP値の場合には4.6~6.2%、JDS値の場合には4.3~5.8%の人ですが、糖尿病の疑いが否定できないという糖尿病予備軍とされるのは、NGSP値の場合には6.0~6.4%、JDS値の場合には5.6~6.0%の範囲に入る場合です。
もしNGSP値が6.5%以上、JDS値が6.1%以上の場合には、糖尿病と診断されます。
またNGSP値が5.6~5.9%、JDS値が5.2~5.5%の場合には将来の糖尿病発症のリスクが高くなります。

このほかに、特定健康診査(メタボ検診)では、別の判定値が設定されています。
NGSP値が5.5以上の人は保健指導が必要とされ、6.5%以上の人は糖尿病を疑い受診を勧められることになります。

空腹時血糖値

糖尿病予備軍 数値

空腹時血糖値はその名前の通りに空腹時に血液中にある糖の量を測ったものです。
検査の前日の夕食後から絶食とし、翌日の朝の空腹時に血液を採取して検査を行います。

空腹時血糖値の正常値は60~109mg/dLです。
特定健康診査では、110mg/dL未満が基準値になり、これ以上の場合には糖尿病が疑われます。

110~125mg/dLでは糖尿病予備軍となり、さらに126mg/dL以上の場合には糖尿病と診断されます。

尿糖

尿糖は尿の中に糖が排出されているかどうかを判断する値になります。
正常な状態では尿の中には糖は排出されませんが、血糖値が高くなりすぎると尿に糖が排出されてしまうため糖尿病の目安となります。

正常の場合には尿糖検査では陰性(-)となりますが、疑陽性(+-)の場合も他の数値が正常であれば問題がないケースは多くなっています。
ですが。陽性(+)の場合は、さらに血糖の検査を行ったり、ブドウ糖負荷試験を行って糖尿病かどうかの判断を行うことになります。

私の場合には、空腹時血糖値や尿糖についてはとくに問題はありませんでしたが、HbA1cの値が6.0%と基準値を超えていたため、糖尿病予備軍となってしまったようでした。

基準値を超えるとどうなってしまうの?

糖尿病予備軍 数値糖尿病診断の基準となる数値が高くなってしまうとどうなってしまうのでしょうか?

HbA1cのNGSP値が万が一8%以上になってしまうと、糖尿病の合併症が起こるリスクが高くなっていきます。

まずHbA1cのNGSP値が8%以上になり5年くらいたってくると、両足にしびれを感じはじめ、感覚がマヒしていきます。場合によってはひどく痛みを感じることがあります。
その状態がさらに続き7~10年程度続くいてくると明らかに視力が低下し、最悪の場合には失明の危険性が出てきます。

さらに10年~13年ほど経つと、腎不全に陥ることがあります。

これは血液はからだじゅうを巡り、身体の中の老廃物を集めて腎臓に送られます。腎臓を通ることで不純物がろ過されてその不純物は尿として排出されていきますが、不純物が多ければ多いほど腎臓は疲弊していきます。
血糖値が高い状態が続けば、それだけ体に不要な糖分が多いということになります。
腎臓は通常であれば糖分を再び血液中に戻し、老廃物として排出させませんが、血液中の糖分が多い場合には、老廃物として排出させる必要が出てくるために、さらに腎臓の疲弊が進み、次第時腎臓の機能そのものが低下して腎不全に陥ることになります。

腎不全になれば人工透析を受けなければ生命を維持することが出来なくなります。

HbA1cのNGSP値が7.0~7.9%の人の場合、数年でHbA1cのNGSP値が8%になる確率が高くなります。特に7.4%を超えている人の場合には、その危険度は高くなってきます。
8%以上の人に比べると合併症のリスクは低くなりますが、それでもリスクがないというわけではありません。

HbA1cのNGSP値が6.0~6.9%の人の場合、そのまま放置すればやはりHbA1cのNGSP値が7.0~7.9%に数年のうちになることが多くなります。
これは年齢によってどうしても食後血糖値を下げるインスリンを出す力が低下していくためです。

糖尿病予備軍とされるHbA1cのNGSP値が6.0~6.4%の人のうち、生活習慣などを改めずそのままの状態でいた場合には、20~60%の人が糖尿病に進んでいくことが多くなります。
変わりのない生活をキープすることは、どうしても年齢と共に代謝が落ち、インスリンを出す力も低下していくということを考えれば、糖尿病になってしまうリスクが高くなることがわかります。
では、どうしたら糖尿病予備軍のうちに改善していくことが出来るのでしょうか?

糖尿病予備軍から改善していくためにできることとは?

糖尿病予備軍 数値

糖尿病予備軍から改善していくためには、やはり生活習慣を見直すことは大切です。
特に食生活と運動習慣について見直してみることが必要です。

血液中に糖が余分にある状態が続くと、赤血球のヘモグロビンと糖が結合する量が増えるためにHbA1cが増えていきます。
では、血液中に糖が少ない状態にしていけば、HbA1cの値は徐々に低下していきます。
具体的に血液中に糖を少ない状態にするためには、二つの方法があります。
食事から取り入れる糖質を減らすこと
糖をエネルギーに変え消費すること
です。

つまり、

  • 食生活を見直して糖質を摂取する量を減らすこと
  • 運動量を増やして代謝を挙げて糖がエネルギーに変換して消費すること

という二つを実行することでHbA1cの値は徐々に減りますし、血糖値も自然と下がっていきます。

とてもシンプルな方法ですが、実はこれが一番効果的な方法です。
ですが、今までの生活を見直すということはなかなか難しいと感じることも多くなります。
ですが、糖尿病予備軍というのはまだ糖尿病とは診断がくだらないものの、限りなく糖尿病に近い状態です。
速めに改善に向けて動き出さなければ、確実に糖尿病になっていくと考えておくことが必要になります。